映画『ドラえもん のび太の新恐竜』のレビューを書こうと思って、あれこれと考えたり、実際のレビューを調べていたら、ドラえもんファンの熱量を目の当たりにして簡単に書いてはいけない気になっている。
そこで、これくらいはやらないといけないだろうと思いつくことを、備忘録として簡単にまとめておく。
まず、映画はすでに見たとして、他メディアの関連作品にあたる必要がある。
特に小説は、映画で端折られた説明がたくさん書かれているみたいなので、これはマストだろう。
あとは本作の上映を前にしておこなわれた監督などへのインタビューが、いろいろな媒体に存在する。これは見つけられる範囲で読んでおくと、作品を理解するのに役立つはずである。
さて、『のび太の新恐竜』関連の作品を押さえたら、次に「ドラえもん」で本作と関連するものを押さえていかなければならない。
まず、映画。
今回は映画のレビューを書こうというのだから、ドラえもんの過去の映画にあたっておきたい。現時点で発表されているのは、新恐竜を含めて全部で40本。もちろん、全部見た方がいいのだが、「恐竜」がモチーフということであれば、最低でもこの3本は見ていないと話にならないようである。
『のび太の恐竜』
『のび太と竜の騎士』
それと『のび太の宝島』は、新恐竜を手掛けた監督:今井一暁とプロデューサー:川村元気のタッグが、はじめて作った作品という意味で押さえておきたい。
ただ、このタッグだからこそを見つけようとするためには、他作品と比較しないといけないので、やっぱり全部見る必要がある。
さらに、今井監督の作品、川村元気氏の書籍やプロデュース作品なども、鑑賞しておけると、さらに幅が広がる気がする。
次、書籍。
はい、ここがすべてのベースですから基本です。
秘密道具を語るとなると、それがどういう文脈で登場したのか、今までにどんな使われた方をしているのかということを、正確に知っておきたい。
さらに、ドラえもんには関連書籍がたくさん発刊されており、いろいろな解説がなされているので、そのあたりも目を通しておければ、なおよい。
次、音楽。
本作は主題歌をMr.Children が手掛けている。
劇中でも印象的なシーンに挿入されており、作品の仕上がりに重要な役割を担っている。ぼくが調べたレビューの中には、桜井和寿の世界観や作風との切り口で本作を語っているものがあった。
となると、ぼくが同じ切り口で書くことはないにしても、Mr.Children は全部聴いておきたい。
あとは、『のび太の新恐竜』のテーマに関する基本的な知識などもあるといいだろう。
本作では『子育て』『ダイバーシティ(多様性)』『生命の進化』あたりがキーワードになるので、その辺の予備知識をもっておくと、作品の理解も進み自分の意見も出やすいと思われる。
などとやっていると、いつまで経っても、書ける気がしない。
そんなにやらなくても、別にいいんじゃない?
と思うでしょ。いやいや、「のび太の新恐竜 レビュー」とかでググってみたらわかりますよ。ドラえもんLOVERたちの熱量が。ドラえもんを全部観ているのは当たり前で、なんなら藤子不二雄作品との関連とかも普通に出てきますからね。ムック本のインタビューの引用がサラーっと出てくるとか、正直言って怖いですよ。とにかく藤子・F・不二雄先生へのリスペクトがハンパないのです。
でも、一か月くらいかけてやりきってみたい気もするのよね。
うーむ、もう少し考えよう。
追伸:Amazon Prime 会員の方はPrime Video でドラえもんの映画を無料で観れますが、ひとまず2020年9月19日までらしいので、見たい作品がある方はお早めに!
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