ろぎおについて

「さくらももこ展」に行ってきました。まる子もコジコジもエッセイもぜんぶありました。

行ってきた

 

どうも、エッセイ大好きブロガーの ろぎお です。

 

今でこそ、エッセイマンガというのはたくさんありますけど、よくよく振り返ってみると、この人がパイオニアだったのだなーと思うのです。

 

日常のささいなことや、特に目をとめないようなことも、この人にかかるとまるで違ったものに見えてくる不思議。

 

笑わされて、おどろかされて、かんがえさせられて、泣かされる。

 

そんな作品が一挙に集まったところに行ってきました。

 

それがこちらー!

 

 

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さくらももこ展

はいはい来ましたよー!

 

えーっと、さくらももこ の説明、いりますかね?

 

たぶんいらないと思うんですけど、全然わからんという人のために一応書いておきますとね。

 

『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』『もものかんづめ』あたりの作品、読んだことはなくても聞いたことくらいはあるでしょ。

 

とくに『ちびまる子ちゃん』はアニメ化で一気に人気が爆発し、主題歌の「おどるポンポコリン」(作詞:さくらももこ)とともに一世を風靡しました。

 

当時、国民的漫画・国民的アニメと言われたりしてましたからね。

 

「国民的ってどういうこと?!」

 

という疑問も浮かばないくらいの人気っぷりで、世の中がピーヒャラピーヒャラ言っておりました。

 

 

あとは『もものかんづめ』ね。

 

はじめて読んだときに

文章でこんなにも笑えるのか!

と思いましたよね。

 

男性なら 原田宗典

女性なら さくらももこ

 

僕にとっておもしろいエッセイといえば

このふたり抜きには語れません。

 

というわけで、マンガ家、エッセイスト、作詞家、脚本家など、「描くこと」と「書くこと」に圧倒的な才能を発揮した作家。

 

それが さくらももこ なのです。

 

 

で、この展覧会。

 

2022年末に香川県・高松市美術館から始まった巡回展で、関東初は東京ではなく横浜開催。なぜ横浜なのかは謎。でも行くっきゃないという気持ちで待ちに待っておりました。

 

 

さて、

4月某日、横浜駅に到着。

 

あぁぁぁ、楽しみすぎるぅぅぅーーー。

 

そんな気持ちの高鳴りをまわりに悟られまいと平静を装いながら、急ぎ足で会場に向かいます。

 

ちなみにこういう時、

同じ方向に歩いていくまわりの人が

みんなライバルに見えたりしません?

 

僕は電車のドアが開くと同時に頭の中で

T-SQUARE の『TRUTH』が流れ出し

モナコでのセナとマンセルの激闘ばりに

横浜の地下道を爆歩してました。

 

さて、

東口から地下道を抜けて、

そごう横浜店に入ると

すぐに目に入ってきたのが、これ。

 

 

キターーーーーーッ!!!

 

あらあら、そごうさん。

いきなりテンション上げてくれるじゃないの。

そういう感じ、あたしゃ嫌いじゃないよ。

 

と、まる子 みたいになりながら

写真をパシャっと撮って

エスカレーターで6階へゴー。

 

無事、そごう美術館にたどりつきました。

 

平日のなので、すんなりと当日券を購入。

入り口で出品作品リストをもらって

いよいよ中にはいります。

 

はい、ここまでが前置きね。

あー、長かった。

 

 

で、ここからが本番とばかりに展覧会の写真をバシバシお見せしますよぉ!とはいかないんだなこれが。

 

じつは会場の8割…いや9割は写真撮影不可でした。。

 

SNSで検索するとわかりますけど

同じような写真ばかり載ってません?

 

こんなのとか

 

 

こんなのとか

 

だって、この2か所だけでしたからね。

写真OKなのは。

 

なので、

この記事もほとんど写真がないまま

書き進めます。

 

 

展覧会は5部構成。

 

第1章 ももこ とちびまる子ちゃん

第2章 ももこ のエッセイ

第3章 ももこ のまいにち

第4章 ももこ のナンセンス・ワールド

第5章 ももこ とコジコジ

 

約300点のカラー原画や直筆原稿が、

順路に沿ってひたすら続きます。

 

僕はものすごいファンというわけではないですが、それでもだいぶ興奮しました。

 

熱狂的なファンにはたまらんでしょうな。

 

で、ひとつ予想外だったこと。

 

列の進みが遅い。

 

これは覚悟して出かけたほうがいいです。

いままで感じたことがない遅さでした。

 

理由は簡単で、マンガを読んでるから。

 

しかも、さくらももこ のマンガは

エッセイマンガだから文字が多くて

読むのに時間がかかるのです。

 

土日とかヤバイんじゃないかな。

想像したくないですもん。

 

でもね、

懐かしいものもあれば、

はじめて読むものもあるけど

どれを読んでも

さくらももこ の作品

なわけです。

 

しかも原画や直筆原稿ですからね。

どれだけ時間がかかったって

至福の時間なのです。

 

あと印象的だったのは

会場内で聞こえてくる

オールナイトニッポンの音声。

 

さくらももこ がものすごい勢いで

しゃべくり倒している。

 

それが会場に響き渡っているのが

なんともシュールな空間だなと。

 

あぁ、これはたしかに

 

さくらももこワールド

 

だなって気分になりました。

 

入り口に90分くらいで見てねって案内があったんですが、なんだかんだで150分いました。

 

いくつか列の進みを待ちきれず、すっ飛ばしてこれですから、ゆっくり観たい方はそれなりの時間を確保していかれることをオススメします。

 

 

でね、最後まで見て思ったのは

 

すぐれた作家はもれなく多作である

 

これですよね。

 

今回の展示だって

さくらももこ の全作品からしたら

ごくごく一部なわけです。

 

だから、

何かを描こう・書こうと思う人は

ひとつでも多くの何かを生み出さないと

話にならんと思いました。

 

そして、

たくさんの何かを残していった先に

これだけの人が見てくれる可能性が

生まれるんだなと。

 

『永沢君』の展示を見ていたら

隣にいた母娘が話していました。

 

「これ、ウチにあったっけ?」

「廊下の本棚にあるわよ」

「ああ、あそこか」

 

こんなふうに

親子の会話に出てくる作品っていいなあと

うらやましくなりました。

 

で、おこがましいですけど

ブログの記事も「書いたもの」ということでは

一緒なんじゃないかなと思うんです。

 

「あの記事、おもしろいよね!」

「なんか読んじゃうんだよねえ」

「あんたのブログ、あたしゃ嫌いじゃないよ」

 

こんなふうに言ってもらえるような

ブログにできたらいいなあ。

 

僕はそう思いました。

 

 

さくらももこ展

 

 

なにかを作る人、生み出そうとする人には

きっと刺激になる展覧会です。

 

お近くの方はぜひ。

 

 

 

『さくらももこ展』公式サイト
マンガ家、エッセイスト、作詞家、脚本家といくつもの顔を持つ稀代のアーティスト、さくらももこ先生の展覧会

 

スピンアウト的なサムシング

ただモーレツに生きる
さくらももこ展の記事をひとつ書いたのですがね。 それとは別に、現地で感じたことをどうしても書いておきたいので、調子に乗ってもう少し書くことにします。 まずですね、 会場に入ってすぐのパネルに さくらも ...

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