どうも、ろぎおです。
結婚して早十数年。
最近は結婚式をしない人も結構いると聞きますが、僕は結婚式やりました。
で、やってよかったと思っている人です。
つい先日、結婚式の準備を頑張ってらっしゃる方のツイートを見つけてましてね。
自分がやったことや、今ならこうするなぁということって、誰かの役に立つかもなと思ったので、ここに書き残しておきます。
よかったら、参考にしてください。
レストランウェディング
まずは前提条件の確認から。
結婚式および披露宴をやる場所って、だいたい次の3つくらいですかね。
・ホテル
・教会
・レストラン
僕は3つ目のレストランウェディングをやりました。
中庭的なスペースに祭壇を作っての結婚式。
牧師さんが来て、宣誓やら、指輪の交換やら、誓いのほにゃららをおこない、隣接のレストランで披露宴という流れでした。
僕も奥さんも、本当に来てほしい人だけを招待しました。
親族は一通り声をかけましたけどね。
ふたりとも会社の上司を呼ばないとか、今考えると、よくやったなという気がします。
若さって、怖い。
規模は80人くらいだったかな。
すごくアットホームな披露宴でした。
ちなみに二次会はまた別。
そんな結婚式&披露宴で、まずは実際にやったことから、書いていきますね。
衣装
新郎である僕は、以前働いていたセレクトショップに、ブラックスーツをオーダーしました。
いわゆる結婚式用ではなく、冠婚葬祭に使える、いたってオーソドックスな3ピース(ジャケット、ベスト、パンツ)のブラックスーツです。
よく見かけるのは、光沢感のある生地で仕立てられた白やシルバー系のものですが、どう考えても自分には似合う気がしない。
海外のウェディングの写真をいろいろ見ていくと、シンプルなブラックスーツという人も結構いる。
だったら、今後長く使えるものを買った方が、長い目で見ていいんじゃないかと思ったのです。
今もそのブラックスーツは現役ですから、十分元はとっていますね。
新婦の奥さんは、なんと自分でドレスを作りました。
服飾系の専門学校卒で、実家は縫製業。
卒業後も先生と交流があったので、せっかくならと一念発起し、生地選びから縫製まで、先生に手伝ってもらいながら、ウェディングドレスを作り上げたのでした。
お色直しのカラードレスを作るところまでは余裕がなかったので、ちょっとしたアレンジで雰囲気を変えられるように、1着で2パターンのドレスになるようにデザインしていました。
自分の奥さんながら、本当に作っちゃったので、すげーなと思いました。
そんなわけで、僕は古巣でオーダー、奥さんは手作りと、かなりコスパよく衣装は準備しました。
引き出物
メインになるものは持ち込みにして、あとはプランナーさんと相談しながら決めました。
持ち込みにしたのは、左上の茶色の包み。
僕がこれにしたいというモノがあったのです。
それは松徳硝子の「うすはり」というシリーズのグラスです。
上記リンク先だと、オールドMの2個セットがそれにあたるかな。
これ、当時の職場でお客様用に使っていたのです。
うすはりのグラスで水を飲むと、味が違うんですよ。
飲み物の口当たりが明らかに変わるのです。
意外と丈夫ということもわかっていたので、自信を持っておすすめできる。
ただ、ここで一つ問題がありました。
当時、この2個セットというのがなかったんです。
でも、どうしても職場で使っているこのサイズがいい。
なにせ毎日使っていますからね。
使い勝手が一番いいやつがいいに決まっている。
でも、一般的に引き出物はペア。
さて、どうしようかと。
で、ダメもとで松徳硝子に直接電話で問い合わせました。
そうしたら、木箱入りでセットを作ってくれることになったのです。
しかも、直接会場のレストランに納品してくれるとのこと。
何事もやってみるものだと、心底思いました。
席次表
披露宴に行くじゃないですか。
席について、まずやることは、新郎新婦のプロフィールと席次表を見るだと思うんです。
この冊子って、大体いつも同じ感じですよね。
プロフィールは、それぞれの個性があるので、まぁ、いいんですよ。
問題は席次表。
特に肩書きがワンパターンですよね。
会社上司とか、友人とか、叔父とか。
そこで、ここにひと手間加えて、オリジナリティを出すことにしました。
全員にキャッチコピーを考えたのです。
たとえば
・一族の長。新郎の黒歴史を握っている
・0歳からの付き合いの幼なじみ。二人でよく泣いてた
・新宿で終電がなくなったら、この人の家に行ってた
みたいな感じ。
こうすると、本人はニンマリするし、周りの人との会話のきっかけになったりするのです。
全員は大変だったけど、その分、思い入れのある席次表になりました。
音楽
好きな音楽をかけますよね。
意外と覚えていたりするので、きちんと選びましょう。
ちなみに僕は全然覚えていません。
余興
そもそも、やるかやらないかで迷う方もいるかもしれません。
まず、ガッツリやってくれる素晴らしいご友人がいらしたら、遠慮なくお願いしてください。
バンドとか、ダンスとか、手品とか、そういう趣味をお持ちの方がいらしたら、いいですね。
きっと向こうも待っているはずです。
では、もしそういう人がいなかった場合はどうするか?
僕らは、日頃からお世話になっていた先輩ご夫婦3組の子どもたちの歌にしました。
小学生2人、幼児2人の計4人。
Believe(ビリーブ)という曲です。
もともと、余興はいれないつもりでした。
友人・知人の披露宴に出席して、本人たちが楽しんでやっているものはいいんですけど、無理やり感があるものもあって、そういうのはイヤだなと思っていたのです。
でも、たまたま奥さんが先輩ママさんと話をしていたら「別件で練習をしていた歌ならそのまま歌えるからやろうかー」と乗り気な話をいただき、ではせっかくなのでとお願いしたのでした。
これがかなりよかった。
なぜかというと、一生懸命に歌ってる姿が大人たちの胸を打つからです。
そこに上手いとか下手とかはありません。
そして、とにかく手拍子があたたかい。
本人たちはもちろん、親御さんにとっても、いい思い出になったようです。
いまだにその時の話が出たりしますからね。
子どもの歌、おすすめです。
不意打ちのお祝いのあいさつ
お祝いのメッセージっていただきますよね。
僕ら、その場のアドリブにゆだねました。
いきなり指名して、しゃべってもらう。
もちろん、ある程度しゃべれるであろう人を、こちらで選びます。
でないと、放送事故みたいになりますからね。
失敗しないために準備できることとしては、司会の人と打ち合わせしておくことです。
状況に応じて、インタビュー形式みたいにしてもらうとか。
インタビューであれば、披露宴に呼ぶような人なら、何かしゃべれますからね。
きちんとまとまっていなくてもいいんです。
決まり文句ではない、素の声が聴ける。
それが僕らはよかった。
そうは言いながらも、奥さんは事前に軽く伝えていたと、後で聞きました。
こういうところ、抜け目ない人です。
僕は本当に完全にその場でいきなり指名したら、あとでクレームを受けました。
そういうことは前もって言えよと。
このあたりに、僕と奥さんの違いが出ている気がします。
いいね!と思った方は、リスクもあるので、自己責任でお願いしますね。
合いの手を入れてくる友人
僕には何人かいるんですよ、チャチャを入れるのが好きな友人が。
もし、そういう人がいたら、場の空気づくりに一役買ってもらうことをおすすめします。
それがあるかないかで、だいぶ一体感が変わりますから。
ちなみに僕の友人Kは、新婦のお父さんの挨拶にもツッコミを入れてました。
新郎である僕について触れたときです。
「いやいや、お父さん、ろぎおは心配なやつですよ。僕は心配ですねぇ。」
マジか…と思いましたが、役者が上でした。
「いいえ、ろぎおくんは大丈夫だと思います」
おとーさぁぁぁーーーんッ!(涙)
会場は大爆笑でしたよね。
こういうチャチャをいれる人って、すごく貴重です。
僕は自分の結婚式後、呼ばれて出席した式や披露宴では、積極的にチャチャを入れるようにしてきました。
なぜなら、チャチャにとても救われたからです。
血が通うっていうんですかね。
なんとなく場があたたかい雰囲気に包まれた感じになるのです。
もちろん、タイミングは読まないといけないですし、多少のセンスも必要です。
でも、誰かがやり始めると、意外と乗ってくれる人もいたりします。
だから、僕は緊張した雰囲気を和ませた方がよさそうだなと思ったら、自分が先陣を切るようにしています。
さすがに新郎新婦のご両親にというのはやりませんけど(笑)
簡単なのは、緊張しているところに「がんばれー!」とか、「大丈夫大丈夫!」とか、応援の合いの手を入れるやつですかね。
これなら、誰にでもできます。
あらかじめ準備するのとは違うかもしれませんけど、アイツならやってくれそう、というのが浮かんだら、アイデアをぶつけてみると、面白い化学反応が生まれるかもしれません。
以上、ここまでは実際に僕の披露宴でやったこと、あったことの話でした。
今からやるとしたら
結婚式の主役は、新郎新婦です。
でも、僕が今やるなら、そこに来てくれた人が楽しめるものを作ると思います。
披露宴全体をそういう風に考えて、アイデアを練ります。
だって、おめでとう!ってみんなに言われるのは確定してますからね。
だったら、そのおめでとう!に、少しでも返したいですよね。
楽しんでいってー!って。
だから、できるだけ仕掛けを作りたい。
写真、動画、席次表、名札、ケーキ、お色直し、など。
ちょっとでも小細工ができそうなところは、全部やりたい。
そう思います。
今って、あらゆるものが手軽に簡単に安くできるようになっています。
プロ並みのクオリティに仕上げられる人もゴロゴロいます。
そして、そういう人と簡単につながれます。
たとえば、僕はウェルカムボードは、奥さんの友だちに作ってもらいました。
そんな感じで、アイデアさえあれば、大抵のことを自分たちのネットワークでやることもできるのです。
いや、アイデアさえも、Twitterあたりでつぶやけば、たくさんもらえるはずなので、それすらいらない。
こんな風にしたいという願望だけでいいのです。
あと、ビデオや写真。
プロにお願いするのは、もちろんアリです。素人ではできないものを作ってくれるでしょう。
でも、今ってみんなスマホで写真を撮ります。動画も撮ります。
だから、コストをおさえたければ、後でそれを全部もらえばいいんです。
まとめたら、ものすごい数になりますよ。
あとは、結婚式っぽい写真(こんなポーズ恥ずかしくてやらんだろーみたいなやつ)やブツ撮りを少ししておけば、オリジナルアルバムを後で作ることもできます。
もし、このアイデアを採用するとしたら、研究すべきは「結婚式っぽい写真って何なのか?」です。
そういうアイデア、今ならたくさん出てくるんだよなぁ。
あー、もう一回やりたい(笑)
と、冗談はさておき。
結婚式・披露宴にどんな意味を持たせるか。
人によって答えが違うと思いますけど、なかなか貴重ですよ。
自分が来て欲しい人が、万難排してお祝いに来てくれるって。
まして、誕生日みたいに毎年あるものとも違いますし。
これから結婚式を迎える方がうらやましいです。
あんなに楽しい機会が、これからやってくるんですからね。
面倒なことも多いでしょうけど、ぜひ楽しんでください。
ではまたー。
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