わが家は少し広めのデスクを家族みんなで作業机として使っている。
僕は考えごとをするときに。
奥さんはデスクワークや手芸に。
子どもたちは宿題や勉強に。
机を壁際に寄せて配置すると、部屋の照明が背中から当たる格好になるので、手元が暗くなってしまう。
窓際なので光は入るのだが、それでも天候に左右されたり、夜だと明るさには限界がある。
そこでデスクライトを購入しようということになった。
しらべてみるとピンキリで、商品写真はどれも明るそうに見えるのだが、実際はどうなのか判断がつかない。
ついデザインで選んでしまいそうになるが、ライトで一番大事なのは「光の質」だ。明るいのは大前提だが、ただ明るいだけでは足りない。
そこで近所の家電量販店で実際のライトをいくつか見てみたところ、ネットで候補に考えていたものは全滅してしまった。
数値というのは本当に当てにならないもので、ある程度の値段を出さないとダメだなと感じた。
その量販店で「これいいな」と思えるライトが一つだけあった。
それが山田照明のZ-Light(ゼットライト)だった。
山田照明株式会社
山田照明は1946年創業の照明器具メーカーである。
特に1954年にできたダブルアームを使用したライトが有名で、プロユースの現場でも山田照明は幅広く利用されている。
Z-Light は1964年にできたアームライトのブランドで、これ以上のものは存在しないという意味でアルファベットの最後の文字である「Z」を起源とする名前が付けられた。
Z10D
正直、デスクライトだけでも、たくさんの種類があって迷った。
デザイン、照明の種類、台座の有無など、いくつかの条件で絞り込んでいった結果、最終的にはZ10D の一択となった。
カラーは3色から選べたが奥さんの希望で白を選んだ。
LEDだからこその、すっきりとしたフォルムが美しい。
光がやわらかくてやさしい。
これはZ-Light のウリの一つでもある「影をつくらない光」である。ただ明るいだけの光だと、どうしても濃い影ができてしまうのだが、山田照明は目へのやさしさを常に考えた光を意識しているのだそう。
オンオフ時もいきなり光が付いたり消えたりせずに、1拍おいて光が付いたり消えたりする。すっと点灯、ふっと消灯。そんな感じでまぶしさを低減してくれるのである。
調光は無段階調光が可能。好みの明るさをボタン一つで自由自在に決められる。またボタンを2度押しすると一気にMAXまで明るくなるのも便利だ。
ダブルアームはもちろん、ライトの連結部分の動きもスムーズ。
アームの可動範囲内であれば、光が欲しいところにピタッと止めることができる。これは細かい作業をする人は特に重宝するだろう。
高演色LED で色の再現性も高い。
この光の下で書きものをしていると、作業効率が全然ちがうことを実感する。目が疲れないし、文字がしっかりと目に入ってくる。そこにストレスを感じないので、しっかりと考えることに集中できるのだ。
デスクライトを明るくすると頭がよくなる、というが、それもまんざらでもないと思う。実際に子どもたちを見ていても、このライトの下でやる宿題の方が心地よく取り組めているように見える。
デスクライトのなかでは少し値が張ると思うが、長い目で見れば費用対効果は高い。下手なライトを買うくらいなら、僕はこのZ-Light シリーズのなかから自分の用途にあったものを選ぶことをおすすめしたい。
人生を明るく照らす「光」は大事だと思う。
コメント