ブログって何?
と聞かれたら、人によっていろいろなんだろうなと思うことがありましてね。
もともとはウェブログと言うくらいなので、ネット上の日記みたいなもんというのが、よくある説明だったと思うんです。
一部のホームページが作れる人だけのものだったウェブの世界が、ブログの登場によってグッと敷居が下がって、誰でも文章を書いて投稿できるようになりました。
そもそも個人がメディアを持つなんて、ネット以前では考えられなかったことなわけで、そういう意味では新しい時代の一つのカタチであることはまちがいない。
それがいつからか「ブログでお金が稼げるらしい」となって、それなりに稼ぐ人もあらわれて、いつのまにかお金儲けの道具みたいに思っている人も多くなりました。
で、現在。
Twitter のブログで稼ぎたい人がたくさんいる界隈に立ってみて、ブログって言葉の定義が偏ってるなあと思ったんです。
役に立つことを書かないといけない
なぜってそうしないと読まれないから。
読まれないと稼げないから。
そのために検索エンジンを攻略して、上位表示を目指して記事を書く。そして魅力的な誘い文句で商品やサービスに誘導する。
みんなで頑張ろうと言いながら、実際にやっていることは熾烈な椅子取りゲーム。
別にそれが悪いとか言いたいんじゃないんです。どんどんやればいいし、僕だってその中にどっぷり浸かってきましたし。
でもね、
これが「ブログ」なの?
って疑問を持つ人も当然いるわけです。
おもしろい文章を書いて見せあって、ゲラゲラ笑いあって、楽しくやることもできるんじゃないの?って。
そう、それもブログです。
どっちもブログなんです。
そのはざまでブログというものがよくわからなくなって、何のために自分はブログを書いてるんだろうとなって、やめてしまう。
これはブログというものを誤解して始めてしまった人に起こる悲劇です。
何かを書きたいからブログを書くことは、全然ありです。
書きたければ書けばいい。
でもここでもう一つの壁が立ちふさがります。
せっかく頑張って書いたのに全然読まれない。書いても書いてもページビューは増えないし、自分のアクセスしかないんじゃないかって状態が続いている。
で、先が見えなくて、不安になって、無駄に思えて、やめてしまう。
まあ、あるあるですよね。
これってブログを「書けば読まれるもの」だと思っているからなんですよ。
そんなに甘いもんじゃないです。
でも、読まれる方法はいろいろありますし、ブログのとらえ方をちょっと変えるだけで、心を軽くすることはできます。
そしてやりようによっては、ちょっとしたお小遣い稼ぎもできる。
僕は、たいした文才があるわけでもないし、8桁稼いでいるブロガーでもないです。
だから、
椅子取りゲームに参加なんておこがましい、
教室にすら入っていないくらいに思ってます。
でも、
廊下で騒いでる方が楽しいみたいなのも
あると思うんですよね。
うぇーいって廊下を走って騒いじゃうぞー
みたいな。
役に立たないブログだっていいじゃない。
自分が読んでおもしろいブログ書いて、
夜中に自分でクスッて笑えたら
それでいいじゃない。
すくなくとも自分の役には立ってるし。
だから僕は
廊下でブログを書きますよ。
誰も見てないと思いながら
自分が好きで楽しいことを
やり続ける。
自分が楽しそうにしていたら
それを見て廊下に出てくる奴が
いるかもしれないですからね。
せっかく始めたブログを
楽しくするのもつまらなくするのも
自分です。
たかがブログなんですから
気楽に楽しくいきましょ。
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