僕は本が好きです。
読書家という人からしたら全然読んでいないですけど、まったく本を読まない人からしたら、そこそこ読んでいる人になるのかもしれません。
そんな僕が、読んだ本をツイッターでポストしていたら
「いつもどんなふうに本と出会っていますか?」
という質問をいただいたので、思いつくままに書いてみることにします。
本との出会い方
本を読むきっかけは、いたるところに転がっています。
日々の暮らしの中で自分が知らないことに出会った時がチャンスです。
ネットで調べて事足りるなら、その場でググって終わりですが、少し深く知りたいとなれば、その分野について書かれた本を調べてみます。
そうすると、おもしろそうな本が見つかるので、それをアマゾンで検索します。
・現在も販売されているのか。
・評判はどうなのか。
・類書にはどんなものがあるのか。
そういったことを調べて、買うか、借りるかを決めます。
ちなみに僕はアマゾンの「ほしい物リスト」をメモ代わりに使っています。
気になる本があったら、とりあえず「ほしいものリスト」に放り込むだけなので、簡単です。ボタン一つで済みます。それだけでウェイティングリストが完成します。
ジャンル分けなどはしません。面倒なので。
本を買ったり借りたりしたら消します。
たまに気が向いたときに整理します。
本を探す場所
本屋さん、ネット、図書館の3つです。
僕は読みたい本を見つけたら、「買う」か「借りる」かを決めます。
借りる場合は、図書館へ直行です。
ネットで予約もできるので、便利です。
買う場合は、いろいろなパターンがあります。
アマゾンや楽天ブックスですぐに買うこともあれば、書店でパラパラと立ち見してからということもあります。
あとは、古書店で出会ったら買う、というものもあります。
本屋や図書館といったリアルで探すことの良さは、想像していなかった本と出会うことです。
書棚をながめていて、気になる表紙やタイトルを見つけ、その本を手に取ってぱらぱらとページをめくっていると、ビビッとくる時があるのです。
これがリアルで探すことの醍醐味だと思いますね。
あとはランキングや特集棚を見て、自分の興味を探ったりもよくします。
本から本へ
エッセイやノンフィクションの本を読んでいると、著者が本を紹介している時があります。
著者のインスピレーションの元だったり、参考文献だったりですが、これはとても参考になります。
本というのは著者の経験や知見を記録したものです。
本に書かれていることに価値があるのはもちろんですが、そこにいたったプロセスも知ることで、さらに深い理解が得られます。
・何に影響を受けたのか
・どうしてそう考えたのか
・行動を支えたものは何なのか
紹介されている本にあたってみて、もし違うことを感じたのなら、それが自分のオリジナルな考えにつながっていくこともあると思うのです。
だから、興味がわいたら、紹介されているものにも触れてみることにしています。
人を追いかける
僕はテレビで
「プロフェッショナル」
「情熱大陸」
「セブンルール」
といった番組をよく見ます。
どれもその時に旬な「人」をとりあげるドキュメンタリー番組です。
ここに取り上げられるような人は、その分野で注目されている人なわけで、そういう人って調べてみると、本を書いていることが多いです。
第一線で活躍している人が、自分が知らない世界を教えてくれるわけですから、ビビッときて読んだら、それはもう間違いなくおもしろいです。
読みたい本に出会いたかったら、人に注目してみるのは、いい方法だと思います。
好きな作家ができたら、片っ端から読んでみるというのは、誰でもやることだと思いますが、これも結局、人を追いかけているわけですよね。
この世の中は人の営みでできています。
本もそうです。
だから人を追いかければ、本に出会えます。
ちなみに、本って誰にでも書けるものです。
商業出版されているものだけを本だと思いがちですが、自分で何かを書いて、紙に印刷してまとめれば、それは立派な本です。
今なら電子書籍というのもあります。自分で作って流通に乗せることもできるわけですから、すごい時代です。
絵本作家のヨシタケシンスケ氏やショートショート作家の田丸雅友氏は、まだ無名の頃から自費で本を作って、知人に配ったりしていたそうです。
何かを表現して残したい人は、自然と本にいきつくんでしょうね。
「何が書かれているかよりも、誰が書いたかが重要だ」とよく言われます。
かつ丼を食べた
この情報が意味を持つのは、人とセットになったときです。
ぼくがかつ丼を食べてもお腹がいっぱいになるだけですが、警察の取調室で被疑者がかつ丼を食べると、そこに意味が出てくることがあるわけです。
…いいことを言った風ですが、あまり意味なかったですね、これ。
まぁ、とにかくですね
人を追いかける
これが、僕が本と出会うために一番意識してやっていることかもしれませんというお話でした。
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