ろぎおについて

橋が名前に付く歌  ー 橋にはドラマが生まれ、そして歌が流れる

よもやまばなし
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※こぼりたつや氏主催#3000文字チャレンジのため、動画コンテンツの埋め込み・リンクなどは控えております。お手数ですが気になる楽曲は、Youtube などでご自身で検索してお楽しみください。

 

 

「橋」というと、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?

 

河原から眺める橋
ゆらゆらと揺れる吊り橋
瀬戸大橋やレインボーブリッジのような特定の橋
ちょっと緊張する歩道橋
目には見えない心をつなぐ橋、などなど。

 

思い出のフックになることもあれば、何かの象徴になることもある「橋」。

そこで今回は「橋」という言葉がタイトルに付く歌で、僕のおすすめの5曲をご紹介します。

若い方にはピンとこないラインナップかもしれないですが、これを機に聴いていただければ幸いです。

 

では、いきます。

 

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渡良瀬橋

森高千里、1993年の曲。

 

森高千里といえば

『17才』
『私がオバさんになっても』
『ファイト』
『気分爽快』
『私の夏』

といった軽快でアップテンポな楽曲のイメージが強い方が多いのではないでしょうか。

 

そんな中にあって『渡良瀬橋』は、しっとりした曲調にもかかわらず、多くの人が知っている森高千里の代表曲の一つです。

(ちなみにしっとりとした曲で、知っている人は知っている名曲は『雨』ですね)

 

僕なんかは、しっとりした森高千里の良さがわかってきたのは、ずいぶんと大人になってからですが、アラフォー世代の方々にとって「橋」がつく歌といえばこの曲という人は多いはず。

 

のどかで美しい街並みに暮れる夕日を眺めながら、別れた人のことを想っている一人の女性が、目に浮かびますよねぇ。

 

決して派手な顔立ちではないけど、凛とした美しい横顔の黒髪の女性が僕のイメージ。

 

森高千里を思い浮かべているかっていうと、僕はそうではないですねぇ。

うーん、誰だろうなぁ。

誰とは言えないけど、イメージはあるんですよねぇ。

ちゃんと浮かぶんです。これ、きっと歌のチカラです。

いい歌ですから。

 

BRIDGE〜あの橋をわたるとき〜

HOUND DOG(ハウンドドッグ)、1992年の曲。

 

ハウンドドッグの代表曲といえば、『ff(フォルティッシモ)』や『ONLY LOVE』 あたりを思い浮かべる方も多いですが、僕にとってのハウンドドッグはこの曲なんです。

 

「とぉきはながれぇぇぇーてゆくよぉぉー」

 

大友康平の、ズシンとくる低音とハスキーヴォイスが反復横跳びしながら繰り出される熱いシャウトが、脳にこびりついて離れません。

若い人にとっては大友康平ってバラエティ番組に出てくるおじさんのイメージが強いかもしれないですけど、ひとたびスタンドマイクの前に立たせたらすげーカッコいいんですよ!

2005年以降のゴタゴタが残念ではありますが、「俺が歌えばハウンドドッグ」と啖呵を切った通り、現在もソロで精力的にライブ活動をしています。

 

約束の橋

佐野元春、1989年の曲。

 

僕にとってこの曲は、ドラマ『二十歳の約束』の主題歌のイメージです。

『二十歳の約束』って知ってます?

牧瀬里穂と稲垣吾郎の初主演ドラマ。

脚本は坂本裕二。

坂本氏は、僕がドラマに目覚めた『東京ラブストーリー』を20代の若さで描き、一躍トレンディドラマの旗手として有名になりました。最近だと『カルテット』が代表作かな。

この時点で面白くないわけがない!と思いますよね。

なかなか凝った設定やストーリーで楽しめた記憶があるんですが、すごく残念なことにDVDにもオンデマンド配信にもなっていないんですよ。

これ、誰かどうにかしてくんないかな…と思います、はい。

 

で、『二十歳の約束』の話に戻ると、当時、牧瀬里穂の「ヒューヒューだよ!」というセリフが大流行しました。

「ヒューヒューだよ!アツイ、アツイっ!!」

と笑顔で言って、唇を噛み締めながら振り返り、稲垣吾郎を背中に走り出す牧瀬里穂。

あぁー、切ない。

そして、これたぶん21時45分くらいだと思うんですけど、この時間帯のドラマチックなシーンで必ずかかるBGM(←月9あるある)がまたステキ。

手がけたのは、自身初のテレビドラマ音楽に挑んだ小室哲哉大先生。

メインテーマ『PURE』は、激しいギターと切ないピアノが印象的なインストで、いまだにシングルCDを持ってます。8cmのやつ。

 

で、何の話でしたっけ…あーそうそう、月9ですよってことでしたね。

 

月曜9時、略してゲツク。

っていうか、あの頃の月9ってすごかったですよねぇ。

月9を見ていない者は人にあらず、とまでは言わないまでも、翌日の学校での同級生との会話には出遅れること間違いなしッ!というくらい、影響力の強いものでした。

特に90年代前半の月9ってマジでハンパねぇラインナップです。

 

『東京ラブストーリー』(91年)

『101回めのプロポーズ』(91年)

『素顔のままで』(92年)

『二十歳の約束』(92年)

『ひとつ屋根の下』(93年)

『あすなろ白書』(93年)

 

ねっ、ヤバいでしょ。

このあと少し間があいて、96年にロンバケが来ます。

キムタクと山口智子とナオミ・キャンベルです。

 

えーと、何の話でしたっけ?

あ、そうそう、佐野元春でしたね ← やっと本題に戻ってきた

 

佐野元春には『SOMEDAY』という超有名な代表曲がありますが、『約束の橋』の方が好きという人も少なくないです(僕の知り合い調べ)。

 

「きみは間違いじゃないッ!」

 

はっきりとこう言いきってもらえると、救われますよね。

そんな歌です←あっさり終わりすぎ

 

栄光の架け橋

ゆず、2004年の曲。

 

オリンピック。この一言に尽きる曲です。

いやね、もちろん人生の節目で聴くと、ものすごくジーンとくる歌詞なんですよ。

今の時期だと、卒業ソングにもアリですね。

とにかく涙なしには聴いていられない。もう鼻水すすりながらの大号泣もやぶさかではないッ!

そんな歌なんですよ。

 

でも、オリンピックをリアルタイムで見ていた僕にとっては、そのイメージが強すぎるんですわ。

アテネオリンピック男子体操、鉄棒冨田選手のフィニッシュのシーンでの実況。

 

「新月面は栄光への架け橋だぁぁぁぁぁ!!!!」

 

これです。

五輪中継史上、最高の実況ですよ。

ここに使われた「栄光への架け橋」という言葉は、NHKのオリンピックテーマソングだった『栄光の架け橋』からとられたものです。

だからね、この曲は日本の五輪史上最強のオリンピックテーマソングだと思ってます。

 

朝日橋

KAN、1993年の曲。

 

はい、どえらいマイナーな曲を最後に持ってきました。

この曲だけはアルバム収録の曲です。アルバム『弱い男の固い意志』の最後を飾るピアノ弾き語り。

「橋」というテーマに無理矢理つなげて、KANの素晴らしさをアピールしたいッ!

えぇ、えぇ、そうです、そうですとも。

下心がゆえの選曲です。

もうね、KANを『愛は勝つ』だけの人だと思っている方には、ぜひお考えを改めていただきたい!と切に願う次第です。

ここにYoutube動画を貼れないのが狂おしいくらい、あるんですよ、いい曲が。

 

『永遠』

『何の変哲もないLove Song』

『Songwriter』

『よければ一緒に』

『世界でいちばん好きな人』

 

この辺にしておきますか、ふぅ。

もちろん、まだまだあるんですけど、とりあえず聴いてみて!って曲たちです。

どれにしたらいいか迷ったら、上から順にどうぞ。

 

さて、そんなKANにあって、『朝日橋』はだいぶコアな曲だと思います。

でもね、これもいい曲なんですよ。

まるでドビュッシーの『月の光』を思わせるピアノの調べに合わせて、ハスキーなKANの歌声が切なさを感じさせる曲です。

別れた彼女のことを想う男ゴコロ、あぁ切ない。。

 

以上5曲、別れた男性を想う女性に始まり、別れた女性を想う男性で終わる、「橋」ソングのご紹介でした。

 

 

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