ども、ろぎおです。
アウトドアやってますか?
近年、世は空前のアウトドアブームです。
デジタル断食よろしく、ストレス社会の反動で、癒しを自然に求めているとか、たびたび起こる自然災害を前にして、家族や人とのつながりを大切にしたい気分が高まっているとか。
アウトドアに身を投じる理由は数あれど、とにかくキャンプやバーベキューが盛り上がっているのは確かです。
日本オートキャンプ協会の統計でも、2013年以降、毎年キャンプ人口は前年越えしており、ここ5年で100万人以上増加しています。
ここで注目したいのは、その2割が経験1年未満の初心者であるということ。
確かに、僕がよく行く都内の某キャンプ場でも、明らかに初心者という方がたくさんおられます。
その様子を横目に見ていると、正直おいおい大丈夫か?となることもしばしばです。
僕も2016年から本格的にキャンプを始めたクチなので、あまり大きなことは言えませんが、それでも少しばかり経験を積んだ身として、お役に立てる拙文を提供してみたいと思います。
今日、焦点を当てたいのは、ずばりこれ。
バーベキュー
です。
キャンプといえばバーベキュー。
みんなが集まればバーベキュー。
男女の出会いはバーベキュー。
かどうかは知りませんが、あれだけキャンプ人口が増えているのであれば、バーベキュー人口も間違いなく増えているものと思われます。
バーベキューのABC・イロハについては、書籍もたくさん出ていますし、ネットにも読みきれないくらいの情報が溢れています。
ただね、そこに書いていないけど、大事なこと、あるんですよ。
知りたいですか?
別に知りたくなければ、このままこのブログを閉じていただいて結構です。
僕、ここからはあえて命令口調でいきますから、人に命令されるのとか大嫌いって人も、このままお帰りいただいて構いません。
あれ?まだ、読んでいらっしゃる??
こんな弱小キャンパーにお付き合いいただけるなんて、ありがとうございます。
では、今、僕が持っている経験から全力でアドバイスさせていただきます。
題して「誰も語らないバーベキューの注意点」です。
バーベキュー場の予約は早めにしろ
バーベキュー、どこでやりますか?
家の庭?
それは豪華なお宅にお住まいなんですね。
羨ましい限りです。
河原?
それもありますね。
どこでもどうぞな大自然であれば、このアドバイスは不要ですので、すっ飛ばしてください。
バーベキュー場?
はい、ようこそいらっしゃいました。
このアドバイスは、あなたのためのものです。
キャンプやバーベキューをやったことがある人はわかると思うんですが、場所を確保するのに予約をしなければいけません。
これ、意外と知らない人、多いんです。
先ほども言いましたとおり、世は空前のバーベキューブームです。
はい、そうです。
土日の予約はめちゃくちゃ取りづらいです。
どのくらい取りづらいか、僕の経験からお話しましょう。
僕が住んでいる東京のとある区では、大きめの公園にバーベキュー場があるところがあります。
区営ですので、利用は無料。
テーブルと椅子が備え付けられているバーベキューサイトは10卓。
予約は希望日の1ヶ月前からで、半分は公園事務所の窓口、半分は電話で朝8:30から受け付けています。
まず電話、これは全くつながりません。
ミスチルのチケット争奪戦並みにつながりません。
バーベキューを仕切る身としては、こんなバクチを打つわけにはいきません。
そこで採用するのは、窓口に直接足を運ぶ方法です。
いいですか、受付開始は朝8:30です。
何時から並ぶと思いますか?
去年、僕が4月14日にバーベキューをやりたくて、3月14日に並んだ時…
朝6時で5番目
でした。
わかりますか、3月14日の朝6時でギリギリセーフだったんです。
もちろん、並んでいるのは外です。
まだまだ朝は寒い時期です。
しかも、雨も降っていたような…。
これがゴールデンウィークなどのハイシーズンであれば、さらに激戦必至です。
デイキャンプをやるにしても、土日は予約開始日にほぼ埋まります。
これはバーベキュー場でもキャンプ場でも一緒です。
ですから、バーベキューをやりたいと思ったら、とにかく会場の予約!まず場所を確保しましょう。
あとはキャンセル条件を確認して、人数の集まり具合や天候で判断です。
真夏にやるな
はい、いきなり爆弾発言です。
先ほどの「予約を早めに」がマイルド過ぎたなと思いまして、あえて過激なアドバイスをぶっこんでみました。
おそらく、バーベキューといえば、夏にやるものというイメージの方が多いんではないでしょうか。
夏休みにバーベキューやキャンプ、確かに定番です。
でもね、はっきり言って、自殺行為だと思いますよ。
特にここ数年の猛暑、ヤバすぎます。
どれだけの人が熱中症にやられてますかって話です。
日本は会社員の長期休暇がお盆前後という方が多いので、そこでレジャーを楽しみましょうという風潮が長らく続いてきたわけですが、欧米ではこんなクソ暑い時期にキャンプなんてやらないんですって。
だから、真夏にバーベキューはやるべきじゃないと思うんですよね。
食材も傷みやすいですし、食中毒のリスクも高まります。
バーベキューやるなら春と秋。
これでいきましょう。
風を読め
これ、3つほど意味があります。
まず一つ目は
風がどのくらい強く吹くのか
ということです。
バーベキューって、紙皿とか紙コップを使う方が多いです。
大人数でも対応しやすいですし、片付けの手間を減らせますから、合理的です。
でもね、風が吹くと飛ばされるんですよ。
皿やコップが。
風に舞う皿やコロコロ転がるコップを何度見たことか。
わざわざ名前とかを書いていても、一撃です。
風が強そうな日は、あらかじめ参加者にその旨を伝えて、対策を講じるようにしましょう。
二つ目は、風向きです。
炭で火を起こすと、煙が立ちます。
煙に巻かれるのが嬉しい、なんて人はおりません。
できるだけ人に迷惑はかけないようにしたいもの。
まぁ、風向きは変わるものなので、ある程度は仕方ありませんが、できる範囲でバーベキュー台を設置する場所を工夫するなどしましょう。
最後に三つ目は、「場の空気」の意味での風です。
特に主催者であれば、どこでどんなことがおこなわれているのか、カラダの全神経を使って把握するよう努めてください。
そして、風向きが常にいい感じであるように、みずからが団扇になってあおぐのです。
時に強く、時に優しく
強風からそよ風までを巧みに使い分けられたら、そのバーベキューは楽しいものになるはずです。
炭の火起こしは練習しておけ
バーベキューでの最大にして最初の難関は、ずばり
火起こし
です。
炭に火をつけるのって、コツを知っていないと、意外と難しいです。
でもね、いつまでも炭に火がつかないのは最低です。
もはや罪と言ってもいい。
だから、炭の火起こしは、できれば練習しておいていただきたい。
それが難しいなら、3つくらいの火起こし案を携えるくらいはやっておくべきです。
1.着火剤を使う
2.バーナーを使う
3.近くのエキスパートに教えを乞う
はい、これで3つです。
あとはYoutube で「炭 火起こし」などで検索して、穴が空くほど動画を観て、予習してください。
ちなみに玄人っぽさを出したい人は「炭 西岡」で検索してみると、おぉ…すげぇ、と唸る火起こしが学べます。
子どもがいる時は最優先でウインナーかフランクを焼け
子どもって、素直です。
腹が減ったら、待ってはくれません。
「ねぇ、まだぁ~???」
この大合唱、キツイですよぉ。
だから、まず子どもの口を封じなくてはいけません。
わりとすぐに焼けて、みんなが喜ぶものがいい。
ウィンナー
間違いないです。
ちょっと大きめのウィンナーかフランクをまず焼く。
そして、子どもたちに食べさせる。
これで大体、解決しますので、お試しあれ。
言い出しっぺはひたすら働け
日本のバーベキューって、ボランティア制です。
なんとなく焼く人がいて
なんとなく片付ける人がいて
なんとなく飲んでる人がいる
そんな感じ。
これね、欧米スタイルは違うんですよ。
ホストとゲストがはっきりしているんです。
だから、振るまう方はひたすら働くし
招かれた方は、楽しく食事をします。
欧米スタイルを完全に実践する必要はないかもしれないけど、言い出しっぺは心意気だけは欧米スタイルでいきましょう。
女性への配慮を怠るな
男たちへ。
バーベキューとはいえ、紳士たるもの淑女を退屈させてはいけない。
食事
会話
サプライズ
隅々まで行き届いた配慮をしてこその、楽しいバーベキュー。
できる限りでいいんです。
その気持ちが嬉しい。
そういうもんです。
さいごに
肉を焼け
肉を焼け
肉を焼け
バーベキュー・イズ・焼肉。
完
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